【人】 Revenger ヴィルヘルム[ ────最期の砂粒が落ち切った。>>132 ] 息災をとは言わん。 時折使い鳥を送ってやる! [ 飛び上がる馬車に向かって声を張り上げたのは、 慌てて再会の約束を確実にしようと考えたから。 幸いにも彼女の 寄香 は此処に一つ産まれたので、時間をかけたとしても手紙程度なら届けられるだろう。] [ 見上げたのは車輪の付いた箱体ではなく。 視線が逞しい脚の蹄を目で追っていたから、 “見えて”居ることは彼女にも伝わる筈だ。 馬車の中に姿を消す前の刹那に見たものは、 少年少女にしては重すぎる誓を込めた短剣。* ] (185) 2020/11/28(Sat) 3:36:10 |