【人】 気ままな影 一葉 梢矢「メシはまだかのう」 「……なんて。そろそろ夕飯の時間」 遊び疲れたか、夕方はそれなりにおとなしかったデカいの。 野生を取り戻し、しきりに鼻を鳴らしている。 「どんな料理が出てくるか見ものじゃないですか」 ぐい〜っと伸びをして、のそのそ歩いてはお座敷へ。多分大きな机とかがあるだろうしそっちに座りに行く。 「腹が減っていないなんて人はいるのだろうか。 もしいたら“雪”に少し付き合うのも、やぶさかじゃない」 (194) 2022/01/27(Thu) 17:34:01 |