【人】 大木慎之介─ 回想:2nd day朝・中庭 白瀬と ─ [去り際に聞こえたドスの効いた声と、>>187 呼び止める声。>>188 足を止めて振り向いてみれば浴びせかけられる 『嫌い』の言葉と、意地悪い笑み。>>189 思わず浮かんだのは笑いだった。 白瀬の思いはいくらか通じたのだろう、 大木の意識には上らずとも] あっはははは! 生意気な1年! オレは結構白瀬のこと好きだぞ、 優しいし律儀だし物怖じしないし。 じゃあ元気でなー。 [この朝に感じた白瀬への思いを真正直に口にして、 背を向けて肩越しに手を振る。 そして今度こそ何を言われても足を止めることなく 中庭を去った。背中に何か言われたなら 聞こえる範囲で耳を傾けただろうけれど] (195) 2022/10/19(Wed) 15:56:54 |