【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 私の耳が、小さな騒めきを拾います。 ] 王妃殿下、今日もお美しい… 殿下のご寵愛も肯ける… [ …!? 次の瞬間、がたがたっ、と音を立てて、 私は後退りをしたでしょう。 ] おっ、おっ、王妃殿下…!? [ まさか自分に、こんなにも親身になって 世話を焼いて下さった方が、 この国の王妃殿下なんて!!? 恐れ多くもお湯をお借りしたり、 傷の手当てをして頂いたり(おまけにまさか ご厚意をお断りしたなんて!) 挙げ句の果てには、服を頂いてしまったの私?! もうどうしたらいいのかわからないまま、 その場に慌てて平伏した姿を、王妃殿下は どのようなお顔で見ていらしたのでしょうか。 ]* (200) 2020/09/29(Tue) 18:26:46 |