【人】 凍剣士 スピカ[荒い呼吸、珠のような汗が浮く。 腰を引いていくと、べっとりと白く濡れた穂先が姿を現し始める。 先端が、女の身体から抜け落ちようかと言う時。 ――もう一度、腰を思い切り突き込んだ。 再び、あたりに水音が響く。 しかし、今度は随分と粘着性の増した音だった。 下腹を熱が込み上げる。 構うことなく女の胎に吐き出した。 二度、三度――…。 一度で女を満たしてしまうような量を、何度でも注ぎ込んでいく。 堕ちた男は、女の身体にいつまでも溺れていた。**] (201) 2021/05/07(Fri) 0:03:00 |