人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 マシロ

 ― ささやかなパーティーの前に ―



[ 
ねえマジでけいちゃん気付いてない感じ?
>>109
  瑞野からの露骨な問いかけで「バレる…」と思っていた真白も
  至って普段通りの速崎へすっころびそうになった。
  いや、これは寧ろ、チャンス。
  誕生日のサプライズを悟られれば逆に声も掛け辛い。

  閉店後、かつ、パーティの直前。
  最終準備を整える面々へ「少し時間稼いでくるわ」と
  当たり障りない──けれどきっと察される──
  言葉を投げて、真白は速崎の元へ歩み寄り、手を取った ]


  ねえけいちゃん。
  ちょっとさ、二人で話そうよ。

  時間、あるでしょ。


[ パーティの準備を悟られず、二人話し合える場所。
  外まで速崎を連れ出して、夜風を浴びて、
  私は真っ直ぐにオレンジうさぎの目を見つめた。 ]

 
(203) 鬼葉 2023/03/16(Thu) 11:34:39