人狼物語 三日月国

112 【R18】アルステラのもとに婚姻を


【人】   リー   

──数年前: 運命を恨むまでの幸せな時間


   海に馴染みがないと、興味が湧くんだろうか。
   ……果物は好きか?海水を舐めたままでは
   口の中が違和感だらけになるだろうから、
   何かもぎたてを渡そう。


[ 彼女の様子を見ながら、ふと思った。>>136
  口の中をさっぱりさせてあげたいと。
  だから、リーは近くの蜜柑を風の力を使い
  ひとつ収穫すると、皮を剥いて半分を彼女へ、
  そしてもう半分はリー自身が。

  甘酸っぱいその味は暫く忘れられなかった。
  約束の日は毎月訪れ、彼女との距離感も
  徐々に近づき半年くらい経った頃、
  手を重ねて、密着するようになった。    ]



(205) anzu_kin_ 2021/12/04(Sat) 0:12:04