人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 フィアンメッタ



   「ううん、私は気にしていませんよ。
    そもそも貴方は、
    私の話を聞いてくれただけだから。

    ……周りから見て不幸に見えることも
    貴方にとっては、小さい救いがあった…

    って私には聞こえたけれど
    違ったならごめんなさい。

    
ありがとう、話を聞かせてくれて。



  気にしないで、と頭を下げる彼に向かって言って。
  聞いて貰ってばかりなのも悪いし、
  何より彼は私の占いに
  多少なりとも興味があったようだから。
  占い……とは違うけれど。ささやかな助言を。

  
(207) 2022/05/26(Thu) 21:30:50