【人】 天狗[手首を捕らえられていながらも、そして揶揄うような声を向けても 斬らんとする意志は揺るがないらしく、逃れようと身を捩るのを見て僅かに手首掴む力を強める] あんな手つきとこんななまくらじゃワシは斬れんぞ? その度胸は感心するがな、ワシには敵わんなぁ [匕首を握り直すのに気づいて掴んでいた手首を「軽く」捻る。>>197 それでも刃物を握っていられるなら、いっそ折ってしまおうか?] 小僧、お前失敗したときの事は考えとらんだろう? [口調をわずかにまじめなものに変えて問う 頼まれたのではなく自身で考えたにしては甘すぎる こんな大それたことを一人で思いつくなら、もっと綿密に確実にできるはずだろう そうで無しにできると思っていたなら、こいつは阿呆だろうが それとなしに入れ知恵したものがいるとすれば話は別だ それならそれで、いくらでも「愉しみ様」はあるというものだ 小僧と村の処遇の行方は、天狗の手の内にあるのだから**] (207) 2021/06/17(Thu) 0:40:15 |