【人】 3年生 武藤景虎―― バスでの会話 ―― 神様がいるんだったら? お願い何個までだろ、魔法のランプみたいに3つまでなら5000兆円欲しい!虎が飼いたい!あとーー、 [まつもっちゃんの問いに勝手に条件をつけたしてから3つめが思い浮かばずに首を捻って暫し考え込む。>>193] なんか…、なんかを残したい。 オレが生きてた、ってわかるもの。 [言っててなんだか恥ずかしくなってきた。 あまりにも漠然としてて。 美術館にあるものって多分、そういうのだろ。だから、見たい気持ちはあるし、見たくない気持ちがある。 まつもっちゃんは何を願うんだろう、何か言いかけたみたいだったけど、よく聞こえなかった。] 美術館詳しいんだ、やっぱり大人だぜ…。 バーニャカウダ、ってなんだっけ…野菜がメインなのか?肉がある方がオレは良いがー。 あ、オムライスは良いなー。 わかる、同じもんばっか食ったりしがちだよな。 [美術館のオムライスは固めのだろうか、ふわとろのだろうか。デミグラスよりケチャップが好きだ、等々思いを巡らせつつ。 まつもっちゃんは美術館に通って、何を見たり感じたりしてるんだろう、とは食べ物のことの片隅で思った。*] (207) 2022/09/02(Fri) 9:24:50 |