【人】 二年生 鳳 凛…先生こそ。 これで、私だけじゃなくて、お祖母さんともお揃いです。 言い出したのは先生なのですから、大事にしてくださいね? [花火に立ち止まる人混みの中、落川と共に花巻庵の屋台へと凛は向かう。>>205 仕向けたのは貴方です、と言い返しながら、“お揃い”が叶ったオルゴールに胸が弾んでいた。 頑固で強情なところがあることは幼馴染からも言われたことがあったか。>>1:284 誉め言葉ではないのだけれど、彼らから呆れたように告げられるそれは嫌いではない。 彼らのそれには否定ではなく、凛に対するぬくもりがあるから。 凛の行動に落川が笑いを嚙み殺していることは、背中についていっていた凛にはわからなかった。] (217) 2021/07/26(Mon) 8:41:49 |