【人】 流星の騎士 ヌンキ>>185 ヘイズ 「そ、そうかな? それならいいんだけど」 ヘイズの力説に少しだけぽかんとなりつつも、ありがとうと言って笑った。 無駄でないのなら嬉しいのだ。悲劇になってもらっては困るのだから。 このあとサダルが部屋に訪れて衝撃の台本を見せてもらうのだが、それはまだこの男は知る由もない。 「台本を書き直したって言ってたからね……どんなものか楽しみだな」 自分が苦しいのは構わない。 だけどそれをあの二人に晒すわけにはいかない。 だから心に新しい蓋をしなくては。 騎士はそう心に誓い、愛らしい貴方の頭を撫でた。 (223) eve_1224 2021/04/24(Sat) 21:05:32 |