【人】 1年生 朝霞 純[前半部分は、完全に嘘だ。 傍らの男性は見た目に反して非常に紳士的だということが分かっている。>>180>>211 コイ先輩という人も、筋を通そうとしてくれているみたいだ。>>213 後半部分は、半分くらい本当だけれど。 それに、あの女性。小柄でか弱い、名前のない女性。 その女性が人の類いでないことを目の前にしてもなお、私は彼女に共感してしまったから。 例え狐狸妖怪の類いでも、いいじゃないか。別に。 普通になりたくて、みっともない姿を見られて辛いなら人と然程変わらない。 そう、思ってしまったから。 あまり離れたくないと、そう思ったのもあって。 でも、コイ先輩とその女性が歩いて行くのを見れば、引き留めることなどできず。>>214>>223 結局、二人きりになって、だからずっと本に視線を落としていた。] (227) 2022/09/07(Wed) 7:45:48 |