【人】 元子役 辺世 流[いつかの夕暮れ>>202] 「いや、そんな邪魔なんてこと… えっと、気づかなくてごめん。」 彼女は確かに気がついたらいる、という感じで主張は強くないイメージだったけど、これだけ畏まられるとさすがに悪い気がしてくる。 「確かに店は大変だけど…まあ、生活のためだからさ。働いてお金稼ぐのってやっぱり大変なんだって再確認してる。 綴さんも、うん。働いてお金もらってるのは同じ。だから同じくらいすごいんだよ、絶対。」 特別なことではないけど、すごい事だ。今こうなってきちんとわかった。それだけは、今自分が得たものの中で一番大事なことなのだろう。 (228) 2022/07/28(Thu) 22:16:39 |