人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 ヴィム



 [ 夜までに戻ると告げたこの日。

   青年が姿を現したこの国は
   今も相変わらず盛況していた。

   魔法を学ぶなら『メルヴェイユ』へ。


   そんなキャッチコピーをかかげた魔法都市には
   この国を破滅の未来から救った英雄の石像が
   掲げられ、今も守り神として祀られていた。

   石造りの偶像を前に目を細めると、
   過去を懐かしみ、噛み締めるよう、青年は呟く。]
   

(229) 西 2022/05/21(Sat) 19:39:00