![]() | 【人】 3年生 武藤景虎[どれくらいかそうしてる間に、自分の恥骨が拡げて持ち上がった脚の付け根近くに当たっていることに気づく。] ……、はいっ、た、…、っぽい。 [唇を離して荒い息の合間で告げると、涙で濡れた眦に口付けを落として。 柚樹の方は大丈夫だろうかと落ち着くまで呼吸を整えながら待った。 ちぎれそうな痛みは今のところもうなくなっていて、落ち着いてしまうと別の感覚が迫り上がってきているのを感じる。 腰のあたりに感じる痺れとひくりと脈打つ自身に、小さく身じろぎして。 動かしたくなる衝動を抑えようと、整えたはずの息を一つ吐いた。]* (229) 2022/09/18(Sun) 22:39:05 |