【人】 オリガミ部2年 近藤 絵理香──キャンプファイヤー前、シオン先輩と── [ニット帽は耳元まで隠していた筈だったけれど、いつの間にかずり上がってしまっていたらしい。 改めて帽子を被り直しつつ、カイロはありがたく受け取っていた。>>228] いえいえ、キャンプファイヤーでもこちらでも寒いのは同じですしね。 それにカイロ有難うございます。 [へにゃ、と目尻を和らげつつ温かなカイロを頬に当てて暖をとる。 じんわりと熱が広がって、肌の強張りが解けていくのを感じた。 そうして、踊るのはワルツなのだという。] へえ、珍しい! でも良いですよね、なんかこうロマンチックで。 あ、でも、それって私で良いのかな……? [ワルツなら男女のパートに分かれる筈だ。 一応彼女から説明は受けつつ>>230、それでも構わないというのなら男役でも女役でも引き受けよう。 できるかどうかはさておき、やる気はある。 そんな矢先、自分の手元に向かう彼女の視線に気づいた。 確かに手袋ならまだしも、ワルツに軍手は不釣り合いか。] (232) 2020/11/28(Sat) 19:31:46 |