天下の大江戸――
重厚感と書いてある武家屋敷を背景に、迷路のように連なる下町の一部、そして運河の屋形船の写真。
AI喧騒とAI笑い声の中、「普通の軽業師」として暮らす1人の青年がいた。
その名は、幽冥。

平穏だったはずの町を、ゾンビ化したクローン6体が突如襲い掛かる！
肌は夜更かしで蒼白にひび割れ、寝不足で眼だけが紅く光る6体のクローンたち！
屋根の上から降り注ぐカード6枚の刃が、まるで雨のように街を切り裂く。
枚数とクローンの数が同じなので1枚たりとも無駄にはできない！
クローンと対峙するのは、言葉だけで物的証拠はないものの、氷の国からやって来たという最強のマジシャン・ツンドラ。
彼女が操る製氷皿型のカードは、投げれば冷たく、重ねれば溶けにくい。

その奇跡を目にした幽冥は、「自分の芸は小さい」と打ちのめされるが、
「お前の身軽さ、そしてその目。…私の弟子にならぬか？」
差し出されたツンドラの手は、氷の世界の者とは思えぬほど温かく、思わず30分ほど握ってしまう。

だが明かされる真実――。
『なぜ……お前が……！？』
クローン6体を全て倒した先に立っていたのは、
自分と同じ顔を持つ謎の男、紅斗。

「芸とは欺くこと。ただの幻にすぎぬ。友情も、師弟関係も。」

『幽冥：大江戸クロニクル』近日都内同時公開。

試されるのは、宿命か、運命か。
今なら漆黒のウォーターボトルが描かれたステッカーがもれなくもらえるぞ！