【人】 メカニック ゾズマ【食堂→医務室:お茶会前の現在】 [食堂での栄養補給というタスクを終え(その過程でルヴァに打ち明け話もして)、本日最後のメンテナンス場所――医務室に赴いた時のことだ。 ドクターと顔を合わせた場合の対策をきっちり整えてきた(心算の)ゾズマがいざその部屋に踏み込んだ時、チャンドラは在室していたか、それとも不在だったか。 どちらにせよ、ゾズマはいつも通り、医療機器のメンテナンスを手早く、かつきっちりとこなしていった。 チャンドラがあの事故の時の乗船クルーの一人だったことは、乗船せずともその船を担当した整備士>>220>>224として知っている。 それでも彼女の手前、“あの事故のことはもう気にしていない”という振る舞いを(少なくとも平時であれば)続けていることは前にも触れたが>>157、この日のゾズマも、やはりそうした立ち振る舞いを努めて続けようとしていた。 別の意味――主に己の不摂生および恐怖の栄養ドリンクの件――での気まずさは、それよりも隠しづらいものではあった、が。 ともあれメンテナンス業務が終われば、来たるお茶会の10分間まで、ゾズマは自室に籠っていたのだった。**] (244) sakanoka 2022/07/10(Sun) 20:03:33 |