![]() | 【人】 古河 冬梨[そうして──、パーティが終わった後、 事務所を後にして、再び彼の部屋へと訪れた。 これから話すことは 事務所ではまだ話すことはできない。] ──2年、長く感じるかもしれないけれど、 意外とあっと言う間にすぎるかもしれないね。 [社会人にとっての2年は 学生の頃よりも早く感じるというけれど 恋人として過ごす2年はどのように感じるのだろう。] ……天刻の姓を名乗ることはないけれど、 事務所に入ったら、その名の一部はもらえるかな? [一度、慾を覚えた人間は、強欲になる。 彼と過ごす時間も、彼の背景も どれも惜しいと思えるぐらい。] (245) 2025/08/24(Sun) 23:32:32 |