人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 那岐

[さて、昨今のにんにくは匂いが随分と控えめになっているとはいえ、料理に入っていると敬遠されがちなのは仕方のないこと。

 りんごジュースや、コーヒーなどでいくらか軽減は出来るだろうが、それでも落ち着かないというのであれば。

 ホールから厨房に戻る前に、レジに立ち寄っていく。
 レジの内側に置いてあるエチケットガムとフルーツキャンディが入ったバスケットを取り出して、お会計のトレイの横に置いておいた。

 
 『ご自由にどうぞ』


 と、書かれてあるプレートをバスケットに差して。
 レジを通るお客様たちが手にとることが出来るように。

 そうして厨房に戻る頃、ホールへと視線を戻せば、
 ミートボールに舌鼓を打つ知恵の姿が見えた。>>240

 ふ、と思わず小さく笑みを零しながら、ホールを抜けていく。
 きのせいか、その中に聞き覚えのある声を聞いた気がした。>>164**]
(249) 2023/03/02(Thu) 2:30:30