【人】 温感喪失 バレンティン― 食堂 ― [ ペンダントを手にして、 それから今が夕食時なのに気付く。 普段とあまり違いのない食事だ。 昨日はやけに豪華だったような気が 男はしていたのだが、気のせいだったろうか。 そこへ聞き覚えのある声がかけられて、 視線を向けるとベリニがいた。 朝食のときとは立場が逆転している。 ] 変わりは……少しあったな。 [ 思い返すと、彼女と話した後に男の心は決まったのだ。 その話はしておこうと思った。 ] (251) 2024/09/01(Sun) 22:11:09 |