【人】 厨房担当 那岐[引き取った皿を冷水で洗い流して行く。 後片付けもまた、仕事の一つ。冷水は手が冷えるが、意識がはっきりするようでそれもまた嫌いじゃなかった。 小皿を渡せば明るくなった表情。 そういえば油物はあまり好んでいないのか、フライの前に立つ沙弥の姿は見かけたことがなかったが。 口に運ぶなら食べられないことは無いのだろう。 天国、と称される慣れ親しんだ厨房。>>245 確かに食べるものなら何でも用意できるだろう。 よっぽど難しいものでなければ。 感想には、微かに目尻が緩む。>>250] 食感が分かるように、 みじん切りの感覚を少し大きめに。 [細部の変化に気づくのは流石といったところか。 直接聞けた感想は、微笑ましく。 少しずつ彼女の小皿が減っていくのを横目に見ながら、洗い物は進んでいく。**] (254) 2023/03/02(Thu) 8:30:20 |