【人】 外国語学部3年 天音 和花私も大事にしたいと思ってるよ ここの人たちは、皆、優しくて温かいから [ 頼安くんのお父さんが、私に似てるらしい。 父親とどんなやりとりかあったかは、分からないけど。] ありがとう、大丈夫 分かってるよ、心配してくれて、ありがとう [ 逃げようとした、足を止めさせてくれて。 迷いながらも言葉をかけてくれて。 ふっと、吐息だけの笑みを浮かべた。 嬉しいと思う気持ちと、自嘲とが混ざって、 口角はうまく上がらなかったけど。 パンっと、気合を入れるように 自分の頬を両手で、叩く。 後輩くんに尻を叩いてもらうとは、情けない よもやよもや、ってやつだ。] (257) 2020/11/12(Thu) 6:41:40 |