人狼物語 三日月国

230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら


【人】 蕃神 雷恩

― いつかの植物園:桜花と ―

[桜花が近くに来れば、わかる。
空気が澄むから。或いは君の纏う淡い光が、
散って、映える姿が教えてくれるから。

――いや、それ以前に。
気配が教えてくれる。のだと思う。

彼が陽を纏い、仄かに光り。
そして「植物の空間」に溶けゆくような様子を。
俺は常のように。根を張って感じていた。
見ていたというよりも、感じているという表現の方が近い。

彼が纏い、溶けさす光を孕んだ空気は
よりこの場所を心地よく感じさせるもの。

彼の言葉に、目をあけてそちらの方へと視線をやる。>>261]



 ……。

[常ならば。俺は頷くに留めるだけ。
光合成を終えた桜花は腰を上げ
僅かの合間、見降ろして微笑んでいる。

自分はそういった表情はほぼ、見せられない。]
(262) 2023/11/22(Wed) 23:21:20