【人】 二年生 鳳 凛───…ありがとうございます… …でも、 夜に伺うのはご迷惑ではないですか? [尋ねながらも凛は、会うなら夜のほうがいいとも感じていた。 しかも今日は祭りで特別な日。 祭りの空気に紛れて、こっそり訪ねれば、他の者に見られる可能性も少ないだろう。] でも、そうですね。 寧ろ今日はチャンスなのかも─── [何やら思案していた凛は、うん、と頷くと、楓を見て微笑んだ。] ・・・ …ありがとう、楓ちゃん。 後で、行ってみます。 [今日だけ、あの頃に戻って───。]** (266) 2021/07/26(Mon) 20:40:04 |