【人】 苗床環者 メディウム>>266 …………そうだね。 僕が、呼んだ。僕が、求めた。僕が、 …………きみを望んだ。 (あなたを望んでいた、ずっと。) [返ってきたのは、至極当然の内容で。優しく撫でる手と、少し厳しさが滲んだ言葉に、] …………きみの事が、好きなんだ………… (…………あなたの事が、好きよ………) [もうこれ以上は押し込めることはできなかった。いずれ離れてしまうだろう事も知っていたし、告げた所でどうにかなるものでもない。一度咲いた執着と恋慕の花は、このままずっと咲き続けてしまうのだろう。だから切り離そうとしていた。そのはずだったのに。 涙が溢れて止まらなくなる。] (268) 2023/11/25(Sat) 21:49:52 |