人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 砂の民 スティグ

 
 
ありがとう


[全力で祈る!と言ってくれた少年>>264に笑って礼を言う。
その前にもどこか大人びた言葉で自分を励ましてくれた彼>>263は、もしかしたら「この世界に存在している時間」が、自分より余程長かったりするのだろうか。
それとも自分が子どもみたいに屁理屈をこねているだけか。

崩れることなく席を離れるまで店員然としたその様子>>265も立派で、触れられるものならいい奴だと背中を叩いてやりたいくらいだ。
触れることが出来ないのが、もどかしい。]


不思議だな。
料理は、こんなにも普通に温かく食べられるのに。


[独り言をつぶやく。
上手くいかないものだ。
彼は少なくとも今この時は見た目も全く人間と変わらない。
街に居たって、それこそセーラー服の通り港に居たってなんら違和感がないのに、それでもこんな酒場に居るということはそれは叶わないのか。

どうして彼は死んでしまったのだろう。
ふと、知ったところで詮無きことを考えつつも、ブイヤベースを口に運んだ。]**
(269) 2022/05/24(Tue) 23:31:20