【人】 元子役 辺世 流「うん、ここなら座って見られそう。 砂浜もいいけど…せっかくの服、汚れちゃうもんね。 座ろう。」 ここに来るまで握ったままの手を引き、一緒に展望台に座る。 花火の打ち上がる中、少し黙ったまま隣の珠梨さんを見て。 彼女が何か話したいことがありそうなら聞くけれど。 「今日はありがとう。本当、楽しかった。 それで、えっと。 …話が、あるんだ。…聞いてくれる?」 隣に顔を向け、珠梨さんの顔を覗き込むようにして告げた* (270) 2022/08/02(Tue) 23:53:56 |