>>272 続き
あー…………これ、皆にも言っておかないといかんよな……。
[のろのろと、鉛のように重い腕を持ち上げる。
家族の情なんてとっくに希薄で、そして俺はもう良い年で。
それこそ、息子や娘の1人や2人居たっておかしくないはない年齢。
もともと居ないようなものだった親が、本格的に存在自体が消えただけ。
それだけの事なのに、心が端から凍りついていくようだった。]
"皆のところにまたマスコミが押しかけるかもしれない。"
"俺の所為だ、申し訳ない。"
"「何も知らない、アマノに聞け」で"
"通してくれると嬉しい。"