【人】 社会勉強 早乙女 珠梨[ついていった先は小さな山の、小さなお社の展望台。 そわそわと浮き足立って階段を登る途中、 頭のずっと上の方でどーんと夏の音が響いた。>>269] わ……! [空を見上げて、すぐに流さんの方を見る。 鮮やかな光に照らされ目が合った。 それは煌めいてまぶしく輝いていた。 花火の音が次第に賑やかさを増していく。 高揚感を覚えながら、導かれた先で腰を下ろす。>>230] ありがとうございます、気遣ってくれて。 しかもここ、すっごくいい場所ですね! [お礼と感想を伝えてからはつい上ばかり見てしまった。 きれい——って、見惚れて小さく呟いて 繋いだ手がまだ解けていなければ、 無意識に力が篭っていたかもしれない。] (277) 2022/08/03(Wed) 3:32:25 |