── ホテルまで ──
奇遇だな。
[なんて言って、牧場を出ればそのまま別れるつもりだったけど、様にならないこと
>>279になった。
だけど、それは偶々というわけではなくて。]
聞いても?
なんでこの街に?
[如月町、”何か”がある街。
それほど栄えているわけでも寂れているわけでもない。
大学もあるけど学生街ってわけでもない、こうして立派なリゾートエリアだってある。
この街には何がある?
スタッフたちが勧めた街、あいつが根を下ろした街。
そう長くはないホテルまでの道すがら、少し話を聞きたいと真由美の横に並んだ。]*