【人】 石鹸商 ニコ 先生、もし我々が本当の天上。 星の御許に至ることなく ハルモアの大地へと帰還出来ましたら。 星の御許に近きこの列車では無く、 ────星を踏みしめてお会いしましょう? [それはこの列車の中でなく、 駅に帰還後に生前の続きを紡げれば良いという 単なる私の希望に過ぎません。] 素晴らしきこの特別便のひと時を 私が独り占めしたと知られたら、 きっと父が寂しがるでしょうから。 [既に会ってる、知ってるなんて知りませんもの。 どうせなら先生を“親友兼相棒”などと言っていた 父に伝えてからでないと 一緒に過ごした年月や仲を考えても 不公平だと思いましたから。] (281) 2022/01/01(Sat) 20:21:15 |