【人】 2回生 ターコイズ[流石にグランデの最中だ。生徒らもおらず。 のどかな生物らの鳴き声が柵の向こうから聞こえている。 先生がグランデ中は盗難されぬように生物らを見張ることになっていたのだが、 多分クラフトビールを樽で飲んで忘れてしまったのではないだろうか。 魔法生物学の先生でもありこのクラブの顧問の先生は巨人族。 おおらかであるがおおざっぱで時々そんな感じだ。フリーダムである。 飼育場の勝負の舞台には、夏草が青々と茂っている。 生物のお世話のために、つなぎに着替える小屋で 先ほどまで身に着けていたものを脱いで。 何時ものローブと制服に着替えた後に君の所まで歩いて行って ある程度の距離で、仁王立ち。 10回目の勝負とばかりに取り出すトネリコの杖の先に氷の粒が舞う。] お待たせ。 ――さ、始めましょ? [先手はお譲りするわと、嫣然と娘が笑めば 夏の風に涼やかな冬が、混じる*] (293) 2023/06/24(Sat) 19:13:21 |