【人】 灯守り 白露[さて 靴のない女性とのお話がひと段落したのなら、再び会場を見回した 女性のそばにいたままかもしれないし、再び壁に戻ったかもしれない 知り合いの姿を探すかのように、キョロキョロと視線を動かして…] あっ [視界に捉えたのは、馴染みの深い 白銀 と萩色 の艶やかな髪>>83凛とした姿勢に柔らかな笑みを浮かべる女性 白露の師、とでも言うべきか -白露は姉、もしくは親の様に慕っているが- 霜降の姿だった]ぉねっ……、 …… [危ない、かつては面と向かってそう呼んでいたこともあるかもしれないけれど、“その呼び名”は、心の中でしか出していないのだった それに、もう卒業したんだから!] …… 霜降、様…… [ぽつり、そう呟いて声をかけに行くか否か、悩む様にスケッチブックを手繰り寄せ、目を逸らした] (296) 2022/01/17(Mon) 19:59:14 |