【人】 綴 千翠[君はきちんと人を見てるんだね。 そして、自分を誤魔化すことなく 真っ直ぐに言葉を紡ぐ。>>270>>271 力仕事は自分、私には中の風鈴を綺麗にして 欲しいって、倉庫にある段ボールは全部運んでくれた。 そんな君の優しさに、あの時の私は救われて、 ひとつ風鈴を拭いていく毎に、 心に澱んでいたものも拭われていったように思う。] …風鈴はね、良く聞くと、どれもそれぞれ 音色が違うんだよ 日によって表情も変えて、 悲しいことがあれば、そっと寄り添ってくれるし 嬉しいことがあれば、一緒に喜んでくれるの [受験前に病気になって、進学も就職も出来ないまま。 当時は世界にたった1人、取り残されたような気持ちに なったりしたものだ。] (301) 2022/07/29(Fri) 18:50:40 |