[　対して他灯守りとの交流も持たず、また、口数少ない故に話して面白い者でもないだろう私。
　誰にも話しかけられなければ、窓際の席で延々と手帳に記録を書き込んでいる。

　小雪の彼女と菜虫化蝶の彼女が言葉を交わすのを眺めたり>>36>>38


　春分の彼女は、今日は雀始巣の彼女を連れて来たのか、と思ったり>>55>>171


　……滅多にこんな場に姿を見せない大寒の彼女が現れたなら、少し目を瞬かせるだろう>>101


　二十四節気の始まりたる立春の号を継いでまだ日の浅い彼女は、やはり緊張しているようだ、とか>>133


　その立春へと朗らかな声を掛けるのは、霜降の彼女>>290
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