人狼物語 三日月国

188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】


【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 夜、ブランコのある広場


[ その夜、空に月は見えるだろうか。

 昼間は暗い色をしていたようだから、>>17
 見えたとしても雲に包まれて朧な月光か。

 その空の彼方で世界が既に崩壊への序曲を奏でていると
 その時の私は、もう知っていたと思う。>>202
 そんな状況であるのなら、この洋館に寝静まる夜は
 もしかしたら訪れていないのかもしれない。

 だとしても、ふらりと抜け出してきた。

 「夜風に当たりたくなったので。
  べつにすぐに戻りますよ、大丈夫です。」

 職員に見咎められてもそれで押し切る。
 実際本当にその通りなので、
 短くはない付き合いのスタッフは通してくれる。
 この薬師もどきはわりかしそういう人間である。 ]
 
(321) 2022/12/17(Sat) 19:43:21