人狼物語 三日月国

114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】


【人】 魔術師 ラヴァンドラ

 
 ――――― 光糸の先、小綺麗な住居へ辿り着けば
 白猫は素直に家へ帰ろうとしてくれただろうか。
 最後に一度くらい撫でてみようか、と指先を彷徨わせ
 結局撫でることなく手を引っ込めて。


  「 …… ねえ、テレベルム
    天然モノのあったかい猫マフラー、
    無くなっちゃった訳だけど。

    ―――― 行き倒れたり、しない? 」


 果たしてここから無事に帰れるのかを問う声音も顔も、
 揶揄う意図など含んではいない。
 行き倒れていた最初の邂逅を思い出し、
 やや不安がっているだけだ。*

 
(323) 2021/12/09(Thu) 18:44:10