【人】 客 葉月アー、イヤア奇遇ダネ栗栖クン。 ……ソレジャ、俺ハコレデ。 [引き攣った笑顔でカタコトの言葉を返して、踵を返す。後ろをついてくる彼女は何処か名残惜しげだ。 彼はそのとき、どうしていただろうか? 言葉を交わすことはあっただろうか] 「どうしたの葉月くん、体調悪い?」 「ね、彼友達なんでしょ?三人で遊べたりしないかな、ほら私も葉月くんの友達のこと気になるし!」 「もしあれなら、葉月くんには私の友達紹介するよ。それならいいでしょ?」 [……結局、その彼女とはそれっきりだった] (326) 2023/03/02(Thu) 15:02:15 |