人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 ウーヴェ


 ― 回想:胡散臭い魔法使いの男 ―



  (胡散臭い男だな)



[ ユスターシュの噂はギルドでも有名だ。
  性格に難ありな魔法使いの冒険者>>95
  トラブルもあったと風の噂で流れてくる。

  もちろん俺も仲間たちも知っていた。
  勇者に憧れ、強い奴を好む若者は
  有名人も勿論好きであった。

  だからおそらくこの男と邂逅も
  近いうちにあると読んでいた。

  自分なりに調べはついていた。
  人柄、戦闘スタイル、そして目的。
  入れ替わる人の度に俺は危険かどうか
  害はないかと調べることが癖になった。


  事前情報は大事だろ?
  だから聞いた限りのユスターシュのことは
  頭に入れていた、そして出たのが
 
 
”胡散臭い男”
だった。 ]


 
(331) 2022/05/22(Sun) 9:00:41