【人】 メカニック ゾズマ[恋愛関係においてしばしば、(特に一方的な)「頑張り」が積み重なって破局する、というケースがある。 ゾズマ自身もここで「なんかムリだわー」のことを挙げることができる程度には、無理する関係性の問題は認識できていた筈、だったのだけれど。 一緒にご飯食べたり、デートしたり、お喋りしたり、いつもと変わらないことしたり――。 そうルヴァから「してみたいこと」を教わった時に>>318――「義務感とか嫌々で」という語を聞いた時に、先ほど自分でささやいた「頑張らなきゃ」のことを振り返らざるを得なかった。] いや、うん、勿論! さっきも言った通り、ダメなのはダメって言うし! キスとかセックスとかも――無理はしない。 嫌々でやる訳ない、けど。 [さっきその語を出した時にぎょっとされていた>>316ことにも構わずに告げるも、この時は単にあけすけに話すだけではなかった。 この時のゾズマの声には、確かな緊張が滲んでいた――それは、真に未知なる星への上陸に臨む人類が抱く緊張に似ていたのかもしれない。少なくともゾズマにとってはそう思えた。] (337) 2022/07/23(Sat) 14:41:33 |