人狼物語 三日月国

37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】


【人】 羽井 有徒

── 遊技室 ──


  そう、……それならよかった。


[本当は酔いつぶして寝かせてしまうつもりだった。でも、綺麗なその目を曇らせて嗤ったあのとき、どうしても彼女を放っておくことができなかった。]


  良い人、見つかったんだろ?


[ホテルで幾度か目撃した背の高い、落ち着いた優しそうな男。]


  
……お前にとっても、この街は特別だったようだな。



[それは小さな呟きだった。
白球が綺麗に整理された15の球をバラバラに弾いた。
一つ、二つ、三つとボールがポケットに吸い込まれていく。]


  キューを体の真下に。
  それから力を抜いて肘が楽に動くように持つといい。

  それと、誕生日おめでとう……一日遅れたけどな。


[目を細めてどこか眩しそうに詩桜へと微笑んだ。]*
(353) 2020/07/31(Fri) 0:15:01