【人】 1年生 朝霞 純>>350 [少し気分が悪くなってしまったため、椅子に座って休んでいるとトラくんからの報告のLINEに気づく。 >>348 少し予想はしていたが、美術館の周囲からはあまり離れられないらしい。 まあ…そうか、そうだよね…。 これは夢だという、夢はどれだけ精巧であっても必ず限界があるものなのではないか。 それが死んでしまった人の意識の限界だからなのか、それとも夢である以上、情報の構築量に限りがあるのか、それは定かではないけれど。] じゃあ、私、もしかしたら、もう家には帰れないかもしれないんだね。 [バスで来た道のりが歩いて戻れるなどと、無謀かもしれないが。 それでも美術館の周囲までが世界の限界というのは、わずかに心を落胆させた。 死ぬ、なんて思いたくないが、もし死んでしまうならば、少しくらい自分の家に帰って過去を懐かしむくらいしたかったのだが。] (365) 2022/09/05(Mon) 17:55:45 |