【人】 3年生 黒崎 柚樹…………見たとおりって、津崎……。 [床に散らばる石膏の欠片、砕けた骨董、割れたガラス。 津崎に近付こうと足を進めれば、じゃりじゃりと不快な感触が伝わってくる。 津崎の視線の先には、天使の像。 私はつい数刻前に悪態を吐いた、まさにその相手。] "それ"、壊しても、何にもならないでしょ。 猿じゃないんだから、言いたい事あれば口にしなよ。 ────暴力じゃなくてさ。 [そこまで苛つく何かがあったのなら、いっそ当人にぶつけてしまえばいいのに、と思ってしまった。*] (367) 2022/09/11(Sun) 23:02:26 |