【人】 メカニック ゾズマ[そこまで言って、はっきりと意識させられる。 「遺書があったら読んであげる」とまで口ずさんだ自分は、果たしてどこまで“他の誰か”の死を悲しめるのか。 たとえば、母に死なれたら、友に死なれたら。 それは、イヤだ。 そういう想いはある、筈、なのに。 ――“命あるものは必ず終わりがある” ――“国も星も、永遠に続きはしない” そんな諦念が、この問いに対してのゾズマの解答を鈍らせていたのかもしれない。] (369) sakanoka 2022/07/12(Tue) 13:49:52 |