【人】 夢幻 ハツナ眠って、しまわれたのでしょうか……。 [シャトのほっぺを軽くつんつんとしてから、周囲を見渡す。 特に人気がないことを確認すると、それでも一応、足音には気を遣いながら窓のある方へと移動する] ……誰も、覚えていないもの。 [窓のガラスに人差し指を当てる。窓ガラスは冷えているのに対して、ハツナの指はあたたかいので、温度差によって、ハツナの指先の周りが、ほんの少しだけ曇る] 確かにあったはずだけれど……すぐに消えてしまうもの。 [窓ガラスにできた小さな曇りは、ハツナが指を離すとすぐに消えていった。一瞬の結露] (374) 2022/12/31(Sat) 4:06:20 |