人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【人】 小満末候 麦秋至

『  前略 小雪さまへ

   この手紙が届くころには、わたしはあなたさまの統治域にいないでしょう。
   月並みな書き出しですがそういうことです。
   誰に何を言われようともわたしの考えは変わりません。
   いくら羽があっても、自由に羽ばたけないのなら何の意味もないのです。
   ゆえに、わたしは気が済むまで世界を見て回ることにしたのです。
   あなたさまが灯宮を担当する時期は終わりましたし、ちょうどいい頃合いでしょう。

   本当は何も言わずにいるつもりでしたが
   あなたさまがおさめる小雪の当地域のことも、あなたさまのことも、
   別に嫌いではないのだと、それだけを伝えたくて筆を執った次第です。
   朔矢にいさまにも諸々伝えております。
   彼にはご迷惑をおかけしますが。どうかよろしくお願いします。

   もしも、また会うことがあるのなら
   いえ、やはりあなたさまを縛りたくはないので、どうか好きなように振舞ってくださいませ。

   それでは、お元気で。
              胡乃羽より  』
(376) Akatsuki-sm 2022/01/18(Tue) 1:17:59