人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 那岐

[貰わない選択肢はない。例え冗談だとしても。
 握りしめたうさぎを彼から避けるように
 身体ごと背けて、鉄壁の守りを見せる。]


  だめですよ。
  一度貰ったんですから、返せません。


[笑い混じりの冗談に乗る反面、水面下に本音を隠しながら。
 そんなじゃれ合いを交わしていたら、
 二人の間に、落ちる花びらが、ふわり。

 春を告げる花が、祝福するみたいに。

 二人で落ちていく花びらを見下ろして、
 久しぶりに落ちた、沈黙の後。
 彼が嬉しそうに言うものだから。>>356

 そうですね、と応える声には、
 人前と忠告した後でも、甘さが混じってしまっただろう。]
(376) milkxxxx 2023/03/17(Fri) 0:40:54