【人】 薬屋 テレベルム[妹の事を脳裏に描きながら、仲の良い大兄弟を想起。 最も、どちらが兄で弟かわかったものではないし>>364 どの時にあったどの子が何番目で――といった具合だが。 六番目は上司にどやされながらも>>365手に職を付け 生まれ育った街を離れて年一度の里帰りをしているが 人魚の身としては不可思議であった。 血を分けた家族から離れる意味や理由。 そういうものだ、と割り切れば当然となり 種族が違う、といえばそれまで。 狼の血を引く青年とも娘とも成る子に チョコレートブラウンと称された男は 尾鰭を捨てた今でも、遠い磯の香りが忘れられない――が。] (396) 2021/12/09(Thu) 22:13:09 |